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年下の彼氏◇菱沢九月
評価:
菱沢 九月
徳間書店
¥ 650
(2008-05-23)
<年下攻め><バイト学生攻め×塾講師受け><大型わんこ攻め×消極受け>

あらすじ:ある事情から孤独で静かな生活を送っていた受け。しかし内面では職場で出会ったアルバイトの学生に想いを寄せていた。
無邪気になついていくる学生に、このままの関係でも十分だと満足しているが……。



直球タイトルです。
しかし、この堂々とした「彼氏」という表記がそのまんま年上の受けの気持ちを表しているのでは決してなく、「年下」も「彼氏」であることもどこか受けにとっては甘んじて受け入れてしまっていいのだろうか、という疑問符がつきまとう考えすぎるようなタイプ。
その性格こそが、このお話の軸になっているというかだからこそ発生するドラマなので、年下攻めスキーさんの中でも、じめっ、カラっ、どろっ、などなどいろんなお好みがあると思いますが、どちらかといえばじりじりするお話でしたので、受けの考えすぎてしまうような性格にどこまで感情移入、共感できるかでだいぶ印象の変わるお話でしょう。

んで、私はまだ起きない最悪の事態を考えて、先回りして回避するような性格、その理論はわからなくはないのですが、やっぱり日常逃避の為に手に取っているラブ・ストーリーとしては、あまりの消極さ加減に共感できずこのお話を満喫はできなかったです。
でもお話自体、本の厚みがまったく気にならない位しっかり組みあがっているので、そこは一切ストレスなく読み終わることができました。
ある意味客観的に「こういう人もいるね」という超第三者目線に徹しつつ、反面教師的にも思いつつ(笑)

読書の醍醐味ってこういうことでもあるのかな、と本の感想としてはどーでもいいようにも思いますが、書いてみたりして。

そして厚みの醍醐味としては、受けの過去の男など登場して、いい具合に立ちまわっていったりして、過去が明確に存在することによって単純ですがキャラクターに厚みを感じました。
あとおとなしく消極的な印象を受ける受けに、過去の男がいて、むにゃむにゃむにゃ……というような設定もただ意外性を与えるだけではなく、その意外な部分を含めて受けであると、人間性が掘り下げられていると思いました。

一見、受けの家庭環境、職場での出来事などなど恋愛ドラマというよりは受けの人生ドラマのようにも思えますが、読めばおわかりのとおりすべてが見事に恋愛に絡んでいて結果的にはこの厚みのボリュームがそのまま恋愛に特化していると言えるようなお話でした。

意中の、しかも7歳年下の若者に好きだといわれるだけで、十分ファンタジーではあるのですがあくまでもそれを感じさせない地に足のついた、そして血が通っていると思えるような現実的発想の受けと周囲のいわゆる物語上の登場人物的キャラクター(おもに攻め)との温度差。
結果的には主人公が一番やっぱりドラマに思えるから不思議です。



JUGEMテーマ:読書
小説<年下攻め> | 管理人 | 23:20 | cm (0) | tb (0) |
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