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つまさきにくちづけを◇橘紅緒
<ダンサー攻め×振付師受け><寡黙攻め×女王様受け><年下攻め><歳の差:20歳攻め×28歳受け>
*<受けの元彼><攻めのパートナー女性ダンサー>

あらすじ:ニューヨークでコンテンポラリーダンスの振り付けをする受けは、オーディションで一人の挑戦的な態度の年下天才ダンサーと出会う。あっという間にスターダンサーになった攻めは、その出会いから反抗的な態度を取られていたが、ある夜ひょんなことから二人で飲むことになりそして成り行きでベッドを共にしてしまう。
それから、恋人とはいえないが身体の関係を持つようになってしまうが……。



佐々木久美子さんのイラストがなんだか久しぶりなのと、作家買いでまったく前知識を入れないで捲ったので、NYが舞台のダンサーのお話であることに素朴に驚きました。
デビューは学園物、次に歳の差女装、セレブ若者にそして遊郭ときてまだまだ引き出しがあることに失礼ながら驚いてしまいましたが、実はこれまでの作品で一、二を争う好きというかツボに入ったのが本作でした。多分、シリーズ学園物の印象が知らずに強いようで、この作品で私は本格的にそのイメージを吹っ切りました。

実はお話そのものは、いわゆるこれまで少女漫画のバレエなどの世界で繰り広げられた、恋と踊りと……みたいな普遍的なテーマのすごくわかりやすく、ある意味テンプレと言えるものだと思います。BL的に気にすべきなのはあくまでもBLダンスカンパニーではなく、普通に女性ダンサーもいる世界なので、その女性の存在がどこまで許容できるかによるとは思います。
寮物のときはさておき、「ラブシック」でも受けの姉という女性キャラが物語りに絡んでいたのを思い出します。実は一位、二位を争うというのはこのラブシックなんですけど、作者は女性キャラ好きなのかもしれないですね。でも、ラブシックほどの濃い存在ではないのですが、設定上登場頻度が高いのがネックとなるかどうか、ですね。

あと、やっぱりこの方の描写が好きだなーと思いました。
この辺こそ、文章の特徴で好き嫌いはあるところだと思いますが、私は好きです。あくまでも想像の範疇ですがこういう描写って飾りみたいなものだから、手を抜いた場合に一番最初に端折られるような部分に感じるんですよね。
延期が続いていたのですが、この作品を手に取ってみて延期でもこれならば、手を抜かれた感じがしなくてよかったな、と本当に想像の中でですが、ポジティブに考えました。

全体のトーンは、少女漫画派生のBLという感じで、安心感を持って読めると思いますが、受けの元彼の存在や、仕事より恋愛を取ってしまうプロダンサーってどうなの? みたいな部分は、作者ならではの解釈が入っていて、そこは人を選びそうだな、と思います。
私は、どこまでも甘い受けの元彼と受けとの関係は萌えましたが、プロダンサーを主役としておいて、恋愛至上主義みたいな落ちというのはちょっと共感できかねました。
ある意味超女性的なんではないかと思って、そこは不快というよりは橘紅緒さんという作家の素に触れたような感覚で、面白いなと思ったのですが。ぶっちゃけ矛盾とも言えるのですけれども、あくまでもBLを読んでいるという観点ではこの作者の采配は正しいとも言えるんですよね。むしろ、そこまではっきり恋愛に特化した生き方をキャラにさせるというのは清々しいとも言えるかもしれません。
ただそれを受け入れる側の準備も必要なので、読む時の状況で捉え方が変わりそうだなーと思いました。

好みで言えば、せっかく良い男が三人いるのなら、三角関係にして欲しかったなーとも思うのですが、あえて元彼というキーワードにある萌えを感じさせてくれたのは間違いありません。むしろ、受けは永遠に元彼に甘えてるのが当たり前くらいに思ってくれていてもいいくらいなんですが。
しかし、気持ちの良い8歳差の年下攻めですよ!しかもクールに見せかけてかなりの執着攻め。若さ故のエネルギーともいえますね。
受けがもてもてというのは本文にもしっかりあるのですが、この先も年下攻めは苦労しそうですが、その緊張感こそが攻めをきっといい男に成長させていくんだと思うと、続編は逆育成物でいけそうな気がするんですが(笑)
でも、この攻めが受けを狙うだけあってかなりふてぶてしい可愛げのない年下攻めというのもまた良かったです。

アメリカン・ダンスアイドルが好きな私にはコンテンポラリーと聞いて、どんなダンスか想像が出来るのであまり深く考えなかったんですが、この設定にも許可を取るのに相当苦労したと後書きにありました。
でも、お話そのものはあくまでもダンス成長物語ではなく恋愛ですから、そんなにこのダンスの種類なんて関係ない……といったらちょっと失礼ではありますか、実際そんな気がしますが、それでも事前の編集部の気の使いがすごくあって世に出ているんだなーということを知れたのも面白かったです。

JUGEMテーマ:読書
小説<女王受け、タカビー受け> | 管理人 | 01:32 | cm (0) | tb (0) |
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