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黒猫チビの夜想曲◇雪代鞠絵
黒猫チビの夜想曲
黒猫チビの夜想曲
雪代 鞠絵
<ファンタジー:猫耳><歳の差><人間大人攻め×仔猫受け><クール攻め×健気受け><微ショタ>

 あらすじ:血も涙もないと言われている攻めが気紛れで助けた一匹の黒い仔猫。思わず「チビ」と呼ぶがその場に放した。それから数ヶ月後、助けられた猫だという一人の少年が攻めの目の前に現れる。相手にするつもりはなかったが、ちょうどある大きな転機を迎え仕事を休んで引越しの準備にあてていた攻めは、その三日間だけなら家にいればいいと滞在を許すがあくまでも俺には関わるなという冷たいスタンスで……。

 ◇

 表題作の出会い編(H描写はほぼない)その後の人間編といった感じの二話収録されています。イラストの街子マドカさんの釣り目がいっぱいなのが、釣り目好きとしては嬉しい限り。そして猫イメージと釣り目の相性はバッチリで、可愛く健気で時に動物らしい本能を垣間見せる表情など、この作品にぴったりだと思います。

 得意の歳の差、大人攻めカプの相手に猫耳受けとは、むしろ雪代作品としてこれまでなかったのが不思議なくらいでしょうか。作者の魅力である優しく甘い表現がふわふわのチビ獣受けちゃんにはぴったりで、その言葉使いそのものに癒されます。対する攻めは、人間でしかも大人であるという分別がつきすぎているのが物語、特に後編のスパイスになっています。人間の年齢では身体は14、5歳とはいえまだまだ中身はおチビちゃん猫な上、人間界の常識では赤ちゃんレベルなんでしょう。ただ、側にいてなでであげるだけでも受けは満足するだろうに、それでは(人間の世界では)いけないと厳しい攻めの思いがなかなか理解できない受け。せつないすれ違いなんですけど、そんな時の仔猫の独白にもきゅんっときます。鬼の目にも涙、じゃないでしょうか。
 猫耳と聞くとイロモノなイメージで聞こえるかもしれませんが、どんなにネタになりそうなモノでも作者ならではの真剣さで雪代作品ならではの世界に仕上げられているいつもの通り、本作も突っ込みを寄せ付けない真剣さが感じられます。得意だと思われる健気受けというテーマと本作のファンタジックな要素の相性がぴったりで、BLでありながらも絵本や昔話を読んでいるような感覚を味わう方もいることだと思います。(読者のピュア度によって)
 何が幸せなのか、という事について明確な答えは存在しないのが世の常だと思っていますが、仔猫受け君が幸せならそれでいいなーと目尻が下がるお話でした。
小説<時代・ファンタジー> | 管理人 | 20:37 | cm (2) | tb (0) |
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 COMMENT
こんにちは!(^ω^)
佐倉ハイジさん好きと言うことで勝手に共感してしまいました…!
いいブログですねv
また拝見しにきますv
| rion | 2007/06/23 8:50 PM |
rionさん

こんばんは!
ハイジさん、独自の世界観があってそれにハマるとたまらないノリがありますよね。

私は本や漫画を読む時間より、感想を書く時間のほうが圧倒的にかかってしまうので、まったりマイペースのブログですがまたお越しの際は感想への突っ込みなども遠慮なくしていただけると嬉しいです。

(たまに読み返すと日本語がおかしい事も多々あるのですが、そこは自分突っ込みしつつ見なかった事にしています)
| miyoko(管理人) | 2007/06/26 12:04 AM |
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