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君を殺した夜◇夜光花
評価:
徳間書店
¥ 560
(2006-11-25)
君を殺した夜 (キャラ文庫)
君を殺した夜 (キャラ文庫)
夜光 花
<作者比的ミステリ度:低い>
<元同級生><振られた過去攻め×振った過去受け><職業:教師同士><ノンケ攻め×真性受け><執着攻め>

このところリリースラッシュと言っていいんではないでしょうか?
そして、記憶力のない私はどれを読んだのか、感想書いたのかどんどん整理がつかなくなって行っています。それは夜光花さんだけに限ったことではないですけど(笑) 特に、感想は気が向かないとなかなか書けない癖に、書きたい時に時間なし、みたいな事が多いから完全に悪循環です(笑) と、いきなりの愚痴タイム失礼しました。

あらすじ:教師である受けには、過去に仕舞いこんで置きたい幼い恋愛経験を抱えていた。学生当時、その相手に傷をつけたまま姿を消したのだが、今はもう教師となって働いている受けの目の前に突然、その過去の攻めが姿を現して受けを驚かせる。しかも、教師、同僚となって……。受けは傷をつけた事をなかったことにするつもりはないが、攻めは傷つけられた復讐をするつもりなのか、受けを追い詰めていく……。



ファンにとっては、好き作家さんのリリースラッシュは嬉しいものですが、一方でそのすべてに満足が得られなかった際に必ず頭を過ぎるのが「出し過ぎて薄まったか」という感覚だと思います。この薄まったという言葉の対象は様々ありますよね。魅力が薄まった、面白さが薄まった、作者の力のかけ具合が薄まった……などなど。ただ、それは期待されている事が前提で、もっと面白いはずなのにそれが一点集中できなかった為、分散されて薄まっているんじゃないかという物理的な憶測。ロボットじゃないんだから、いくらプロとはいえ人間の作業には限界があると思っています。過酷なスケジュールと余裕綽々のスケジュールで同じ物が生まれる……私はそうは思っていません。
実際は月に4冊出版されたかといって、その4冊を同時進行していたとは限らない訳で、たまたま発売月が同じになっただけ、ということもあったりするけど、リリース月が重なるということは少なくとも校正等のスケジュールは重なったり続いたりするだろうから、やっぱり最後の仕上げでバタバタしてしまうような事はありそうですよね。
って、別に作者が月に4冊出したって訳ではないのですが。話が逸れた(笑)

私は夜光花さんの魅力は、やっぱりミステリ風味とBLを絡めた所だと思っています。だから著作から得るぞ、と期待している満足感はソコだったりするのでこの作品のタイトルにはとっても期待していたんです。
「君を殺した夜」って凄くいいタイトルだと思います。これ、主語が指す対象『君』を殺しているんですけど、その『君』と呼ばれている存在はもう主語の目の前には存在していない、という文章としてはおかしいんですけど、そこが詩っぽい。いかにも意味ありげ。作者に期待をする立場としては、ただの文章としても素敵なのにタイトルとくれば、おのずと内容に期待大になっていました。このタイトルの本当の意味はなんなんだろう、って。それが明かされるのか明かされないのか、ということも含めて。

そんな風に期待しすぎてしまったせい&深読みしすぎた(恥 と言う感じで、タイトルから想像するほどのいつものミステリ風味はなかったです。乱暴な言い方をすればタイトルの失敗かなぁ? この作者にこのタイトルという組み合わせに期待するファンは沢山いると思うんですけど、そのまんまかい! というズッコケしたお仲間、いらっしゃらないでしょうか(笑)

ミステリ風味が薄いという部分は、勝手な期待でもあるのでこれは単に、買い物の失敗ということで、決して作品そのものを責める訳ではありません。ま、個人的にはミステリ風味が薄れていくことには残念感はあります。

逆に気がついたのは、夜光花さんの作品ではあまり萌え、とか受け攻めのツボとかそういうもので判断していなかったんだな、ということです。改めて考えると、作者の特徴かな? パターンとして、執着攻めはキュンと来るので好き、ただそれに対する勘の鈍いような受けはキャラクターとしては私は、イライラして苦手なタイプが多いかも……。もっとも、この鈍感受けがこれまでのミステリには欠かせない存在だったりするんですな。勘がよかったら事件に巻き込まれるのが未然に防げちゃうもんね(笑)

で、特に事件という事件がない本作で、鈍感受けが執着攻めを鈍感なせいで振り回しているのですから、結果、全編通してイライラするはめに。そして、ここまでくると執着攻めも何をもってそこまで受けに執着できるのか、という感じで客観的に冷めた目を持たされてしまいました。これまではミステリ要素がトンデモ部分をカバーしていたのが、今回は単なるトンデモになっちゃっているように思えました。
バレにもなるので詳しくは避けますが、割と説得力に欠ける設定が多いのが気になりました。
例えば、そんだけ執着する割には、空白の時間があるとか。細かいといえば細かいけれど、組み立て方としてはちょっと強引じゃないかなーとも思えました。

執着攻めと鈍感受けという組み合わせが好きな方にはたまらんのかな? 
私はお話以前に主人公二人のキャラクターに共感できなかったのが敗因でした。
小説<その他:夜光花> | 管理人 | 01:30 | cm (0) | tb (0) |
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